○【桑室防災日記】非常ベルと非常放送の違い2024.05.14
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今回は【桑室防災日記】です👻
内容は…非常ベルと非常放送の違いについてお話し致します!
皆さんも一度は聞いた事がある名前ではないでしょうか?
みーも聞いた事はありますが、違いは?と聞かれると
上手く説明が出来なかったので勉強してきました🤓💡💡
それでは一緒に見ていきましょう🩷
目次
| 非常ベルとは
非常ベルとは非常防災設備のうちの一つで自動火災報知設備の作動に
連動したり、放送設備を手動で連動させた場合に警報を鳴らす為の設備です。
自動火災報知設備と非常警報設備は火災の為の設備としては
同じなのですが、設置されている役割が異なります。
非常ベルを知るためには自動火災報知設備について知って頂く必要があります。
※こちらの記事(2部に分かれています)と合わせてお読み頂くと分かりやすいです。
それでは非常ベルについて簡単にご説明していきます。
| 一斉鳴動とは
防火対象物に設置してある非常ベルが一斉に作動する方式です。
小規模の建物の場合は、一斉鳴動方式が設置されています。
| 区分鳴動とは
初期鳴動のエリアを限定して一定時間が経過すると、一斉鳴動に切り替わる方式です。
一斉鳴動に切り替わるタイミングは
・一定時間が経過した場合(最大10分以内)
・新たな火災信号が発信された場合
(異なる警戒区域から火災信号を受け取るなど)
・発信機が押された場合
区分鳴動で鳴る火災信号を受け取るエリアとその直上階です。
区分鳴動方式の設置条件は
「地階を除く階が5階以上、延べ面積3,000㎡を超える中規模以上の建物」の場合。
大きな建物では全館直ぐに火災の影響があるとは考えずらく
建物内にいる人々がパニックになる可能性もあるので区分鳴動が設置されています。
| 非常放送とは
実際に災害が起こった際、一先ずは周囲の人々に
正確な状況を知らせる必要があります。
非常放送とは自動火災報知設備の作動に連動したり、または放送設備の
操作部を人が操作することで建物内に設置されたスピーカーを通じて
災害の発生及びその状況を人々に知らせる設備です。
設備によっては通常の業務連絡も可能な放送設備もあります。
| 音声警報
サイレンは、時として必要以上に緊迫感をあおる場合がある為
パニックを引き起こすことが多く、冷静な判断が難しくなるようです。
また高層建築や大型地下街などでは、サイレンだけでは何処で
火災が発生しているか分からず適切な非難が出来ないといったことから
情報伝達を速やかに行う為の音声警報の設置基準が設けられています。
| 緊急地震速報受信機との連携
気象庁が発信する「緊急地震速報」を別に設置する受信機で受信し
非常用放送設備と連携させることができる物もあります。
| 非常ベル非常放送の違い
それぞれの基礎知識を簡単にご紹介させて頂いたのですが
違いが一目瞭然なのはお分かり頂けましたでしょうか?
一言でまとめてみると……
★非常ベル
警報の音響装置としてベルを鳴らして人々に知らせる。
★非常放送
スピーカーを利用した音声により建物内の人々に通報・避難誘導を行う。
これらの設備を非常警報設備といいます。
| まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は非常警報設備の一部をご紹介させて頂きました🥰
色んな資料を読んでみーが思ったことは…
災害が起こった際、自動火災報知設備と非常警報設備の
連動がどんなに重要なものなのかを知りました。
なので……
次回の【桑室防災日記】は非常警報設備について設置基準などをご紹介致します!
連動の仕組みについてもご一緒にご紹介します!!
最後までご覧いただきありがとうございました🌙
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