○【桑室防災日記】自動火災報知設備はどんな建物に必要?22024.03.12
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こんにちはブログ担当のみーです😻
前回に引き続き自動火災報知設備についてお話ししていきまーす🗣️
火災報知設備の受信機・発信機・地区音響ベルについては前回の記事をお読みください。
今回は、デパートなどで必ず目にする火災報知器についてお話ししていこうと思います🤔
目次
| 自動火災報知器とは
感知器が熱や煙を感知して受信機に火災信号などを送り知らせてくれます。感知器には一つ一つ名称があり、種類がいくつかあります。
感知器は、天井の室内に面する部分または、階段・屋根・壁に
有効に火災の発生を感知できる様維持管理が容易に出来る場所に設置します。
| 感知器の種類
具体的に、熱を感知するもの・煙を感知するもの・炎を感知器するものがあります。
| 差動式スポット型感知器
熱を感知する報知器です。比較的良く使われています。
災害時に感知器の温度が上昇すると共に内部の空気が膨張して感知します。
差動式スポット型感知器1種2種と種類が分かれており
対応する時間(感度)で種類が分かれています。
2種が最も一般的に使用されています。
1種の方が、2種よりも感度が鋭いものとなっています。
| 定温式スポット型感知器
熱を感知する感知器です。
感知器の周囲の温度が上昇して、一定の温度になった時に感知します。
防水型の物は台所や洗面所など水場の温度が上昇しやすい場所に設置されています。
こちらも感度に応じて1種・特種などの種類があります。
| 光電式スポット型感知器
煙を感知する感知器です。
感知器の周囲の煙が災害によって発生した煙で一定の濃度になった時に感知します。
一般的な感知器の中で、一番火災感知に優れています。
その反面一番誤作動が起きやすい感知器です。
こちらも感度に応じて1種・2種などの種類があります。
通常3種には色がついていたり、シールが貼られています。
| 感知器の設置基準
感知器は種類によって設置基準が異なります。
それぞれどう言った設置条件などがあるのか見ていきましょう。
| スポット型感知器の設置基準
◆感知器の下端は、取付面の下方0.6m以内の位置に設ける。◆窓・はりなどから0.6m以上離れた場所に設ける。(熱感知器を除く)
◆天井が低い居室・狭い居室は、入口近くに設置する。
◆天井付近に吸気口などがある場合は、吸気口付近に設置する。
◆空調や換気吹出口から1.5m以上離す
感知器の個数は、設置したい感知器の感知面積と
感知区域の面積の割り算で決定します。
(必要個数=感知区域の面積÷設置したい感知器の個数)
| 差動・定温
・感知器の下端が、取付面の下方0.3m以内に設置する。
・45度以上傾斜させない。
空調や換気吹出口から1.5m以上離す事を特に注意しなければならない。
空調などで温度が上昇したりする影響を回避する為に
設置基準で感知器が空調から発せられる温風を間近で浴び続けると
感知器内部の空気が膨張して誤作動の原因になります。
出来る限り誤作動を回避しながら設置する事を設けられている為
急激な温度変化が起こりにくい部屋に設置されるのが一般的です。
※感知区域の面積は異なります。
| 光電
・感知器の下端が、取付面の下方0.6m以内に設置する。
・感知器の受光面が日光を受けないように設置する。
廊下に設置する場合…歩行距離30m(3種は20m)以内毎に一つ設置し、
壁面からは、歩行距離15m(3種は10m)以内に一つ設置する事が基本的です。
| まとめ
今回は、感知器の中でも主に良く使われている
スポット型感知器をご紹介しながらお話しさせて頂きました。
自動火災報知設備について理解して頂けましたでしょうか?
今後もユニークなブログや防災関連の豆知識をどんどん発信していきます🙇🏼♀️
…と言う訳で、次回は施工事例のブログを書きたいと思います。
いつも沢山の方が楽しみに待っていて下さっているので
今週中に記事を更新いたしまーす😁🩵(楽しみにしていて下さいね。)
最後までご覧頂きありがとうございました🐸
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