〇【桑室防災日記】消火器具とは?2024.04.24
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こんにちは🥰🥰
ブログの記事を読み返していてふと思ったんですけど…
消火器具🧯の基礎知識🔎をまだご紹介していない事に気付きました!笑
超身近な物で皆さんも一度は絶対に目にした事が
あると思うので一緒に基礎知識を学んでいきましょう🤓✨
目次
| 消火器具とは
火災発生時の初期消火に使われる消火器は
ビルや学校や商業施設など多くの建物に設置されています。
消防用設備の一つです。
金属製の本体の中に「消火剤」が入っています。
安全栓を抜いてホースの先端のノズルを火元に向け、上部のレバーを
強く握ることで消火剤を噴射することが出来ます。
消火剤には色々な種類があり、火災の種類に適した
消火剤を用いなければなりません。
その為消火器にも、適応火災の表示義務があります。
緊急時の時にしか使用する機会が無い為
あまりじっくりと見たことがないかもしれません。
ですが、消火器は消火の仕組みや設置場所によって
いくつかの種類に分けられていてさらには点検・交換も必要なのです。
| 加圧式と蓄圧式の違い
消火器は、消火剤に圧をかけて勢い良く放射します。
この圧力のかけかたによって「加圧式」と「蓄圧式」に大きく分けられます。
2つの方式の違いを見ていきましょう。
| 加圧式
加圧式は、消火器の内部に小型のガスボンベを搭載し
ガスの圧力で消火剤を放射する方式です。
レバーを握るとボンベに穴が開き、放射されたガスが
導入管を通って消火器を押し出します。
使用時には消火器本体内部の圧力が急激に高まるので
本体容器にサビやへこみや経年劣化などがある場合
破裂してしまうリスクがあります。十分に注意が必要です。
| 蓄圧式
蓄圧式は、消火器本体の内部に予めガスを封入しておき
ガスと一緒に消火剤を放射する方式です。
普段はガスの圧力を放出弁で押さえた状態になっており
レバーを握ると放出弁が開放され、封入されているガス消火剤が放出されます。
つまり、最初から安全な圧力でガスを封入してあり
使用時に内部の圧力が一気に高まることはないので
加圧式のような破裂のリスクはありません。
その為、最近の消火器は蓄圧式が主流になっています。
| 消火器の種類
消火器は、使用する消火剤によって様々な種類があります。
主な消火器の種類をご紹介します。
| 水消火器
水系消火器は、化学物質を溶解した水溶液の消火剤を使用しています。
冷却効果と浸透性に優れているのが特徴です。
純水は乾燥後に不純物を残さず、不導体なので電気も通しません。
その為、電気機器が設置されている場所でも使用できるメリットがあります。
消火活動による汚染を避けたい場所に設置されます。
| 粉末消火器
よく知られているピンク色の粉状消火剤が充填されている消火器です。
消火剤の成分は、リン酸アンモニウムで様々な火災に対応しています。
消火器の90%以上がこのタイプを占めています。
ですが使用後は現場がピンクの粉まみれにまってしまうため
復旧が大変なのがデメリットです。
| 泡消火器
泡によって火災を覆い、消火するタイプの消火器です。
薬剤を混ぜ合わせて化学反応を起こし泡を放射する「化学泡消火器」と
専用ノズルで消火剤を泡状にして放射する「機械泡消火器」の二種類があります。
| 強化液消火器
油火災にも対応出来る水性の消火剤を使用しています。
薬剤として高度の酸化ナトリウムを使っているのが特徴です。
| 二酸化炭素消火器
二酸化炭素ガスが持つ窒息効果で消火するタイプの消火器です。
使用には注意が必要で人も窒息してしまう為、密室や地下室では使用厳禁です。
基本的には普通火災には対応しておらず、油・電気火災に用いられます。
| 使用期限に注意
消火器を設置する場合、注意しなければならない点があります。
消火器にも使用期限があるということです。
消火器は基本的には頑丈な作りでできていますが経年劣化は避けられません。
使用期限を過ぎた消火器は、破損による事故のリスクがあります。
十分に消火剤を放射出来なかったりなど
いざという時に全く役に立たないかもしれません。
その様な事が無い様に使用期限が近い消火器は、早めに交換する必要があります。
使用期限は消火器本体に表示されています。
業務用消火器は、概ね10年で住宅用消火器は、概ね5年です。
住宅用消火器は薬剤の詰め替えが出来ない為
使用期限を過ぎたら消火器自体を買い替える必要があります。
使用期限を把握し、定期点検を忘れずに行いましょう。
| まとめ
身近にある消火器に色々な種類があることを勉強して初めて知りました🤭
みーは現場には出ていないのですが、色々勉強していて
「私も少しなら現場に出れるのでは!?」と思ってきています😂😂😂笑
皆さんもいざという時の為に読んでいて損は無いと思いますので
他の【桑室防災日記】の記事も読んでみていただけると幸いですっ💚💚
最後までご覧頂きありがとうございました🤲🏼
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